松ケンフリーク!:松山ケンイチさん応援ファンブログ ホーム » インタビュー記事 »変幻自在、松山ケンイチ 最新作『デトロイト・メタル・シティ』について語る

変幻自在、松山ケンイチ 最新作『デトロイト・メタル・シティ』について語る  

役柄によって、声も表情もガラリと変化する。そんな幾多の仮面を持つ男、松山ケンイチ。最新作『デトロイト・メタル・シティ』にはどんな思いで臨み、何を得たのだろうか。


 売り上げ部数は300万部超、ミュージシャンにもファンが多いことでもおなじみの『デトロイト・メタル・シティ』。ポップな音楽が大好きな青年・根岸崇一が、なぜか悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターヴォーカル、ヨハネ・クラウザーⅡ世としてカリスマ的な人気を得るハメになるという痛快ギャグマンガだ。

 その実写版映画の主役をあの松山ケンイチが演じると聞き、適役だと感じた人も多いのではないだろうか。松山ケンイチといえば、作品のキャラクターに合わせて見た目も演技も自由自在に変化させる希有な役者。彼なら心優しくもナヨナヨとした“根岸崇一”と、放送禁止寸前の過激な言動で観客を煽りまくる“クラウザーさん”のギャップを見事に演じ切るに違いない。

変幻自在、松山ケンイチ - ROLLINGSTONE - X BRAND Presented by Yahoo! JAPAN


 では、素顔の彼はというと、落ち着いていて、23歳にしては大人びた雰囲気。静かな声で言葉を選びながら語るさまからは、真面目で誠実な人柄が伝わってくる。もともとマンガはあまり読むほうではないが、今回の原作はたまたま友人の薦めで読んでいたのだそう。

 「依頼をいただいた時はうれしかったし、ぜひやりたいなと思いました。根岸とクラウザー、どちらも演じ方次第でキャラクターが変わってくるだろうし、だからこそ、いろいろなお芝居の仕方ができそうだなと」

 根岸にもクラウザーにも、それぞれ共感できる部分があるのだとか。

 「クラウザーは結構、暴言を吐くんですけど、僕も舞台挨拶の時なんかはテンションが上がっちゃって、暴言ではないものの『これは言わなくてもいいだろ』ってことをしゃべってしまうところもあって、後で反省するんです。そういうところはそっくりですね。根岸は、自分が本当にやりたい音楽を誰にも認められてないじゃないですか。なのに、自分の別の一面であるクラウザーはすごく支持されていて、葛藤もあるんだけど、結局はいつも『僕はこんな音楽をやりたかったんじゃない』って、自分の好きな音楽を貫いている。そういうところは好感がもてますね」


 映画では迫力たっぷりのライヴシーンも観どころのひとつ。彼自身にとっても最も印象深いシーンだ。 「撮影の時は観客役としてエキストラの方がたくさんいて、僕らがステージに出ていくたびに『クラウザーさ~ん!』『ジャギ様~!』って叫んで盛り上げてくれるんです。だから気持ち良くできたし、パフォーマンスもどんどん激しくなっていったりして。ほんと、エキストラの方たちのおかげで最高のシーンになったんじゃないかなと思いますね」

普段はポップスからパンク、クラシックまで、ジャンルにこだわらず何でも聴くという彼。ライヴシーンを経験して、個人的にバンドをやってみたいという思いも湧いたのではないだろうか?

 「やりたいですけどね。以前、役柄でピアノを弾いた時は、このままピアノを続けていけるかなあと思ったら、まったく弾かなくなりました。今回もきっと、ギターがクローゼットの中に入っちゃうんじゃないかなって思ってます(笑)」

 ギターのゆくえはともかく、前述のように松山ケンイチは徹底した役作りで知られる役者。ピアノの技術が求められれば当然のように習得する。今回、デスメタルの教祖になるための教材は、マリリン・マンソンのDVDだったとか。

 「僕は僕のやり方でやっているだけなので、特別なわけではないと思ってます。いろんな人になるのが楽しいだけですよ。作品ごとに自分なりのテーマができて、そこに向かって演じていくのが楽しいし、当然、作品が変わればテーマが変わるから、それも楽しみのひとつですね」

 作品ごとに経験=新たな仮面を手に入れる松山氏。巷では「カメレオン役者」と評されているのも納得できる。これほど完璧でストイックな役作りをしていると、素の自分自身に影響したりはしないのだろうか?

 「たとえば、興味のある人と会っていろんな話を聞くのはすごく楽しい。かといって、その話が自分の中にずっと残っているかといえば、すっかり忘れちゃったりもする。作品もそうなんです。その都度、本当に楽しい経験をさせてもらっているんだけど、また次の作品がやってくるから、その体験がずっと残っているわけではないという……。作品を通して感じたものっていうのは、自分のどこかに積み重なって残ってるものなのかもしれないけど、いちばん実感しているのは楽しさですね」

 演技と真摯に向き合い、楽しむ。シンプルでありながら奥の深い原動力だ。5年後にどうなっていたいかをたずねると、「風邪ひかないで、ケガしないで、仕事できてたら幸せですね」とポツリ。もっと深く知りたいと思わずにいられなくなる、そんな不思議な魅力の持ち主だ。
関連記事
インタビュー記事の関連記事

category: インタビュー記事

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://mtsuken.blog84.fc2.com/tb.php/1314-43211dee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

全記事表示する

記事カレンダー

おススメ記事

リンク

松ケン画像集

最新コメント

▲ Pagetop