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松山ケンイチさんのマネージャーフムフムさん単独インタビュー 忙しい人に学べVol.5   

松山ケンイチさんのマネージャー 忙しい人に学べVol.5 - 月刊4B[フォー・ビー]

松山ケンイチさんのマネージャーに聞く、
「初めて会った時は丸坊主でうつむきがち」


映画『デスノート』のL(エル)役で大ブレイク。その後ドラマなどの主演俳優に起用され続け、早くも日本映画界きっての若手俳優となった松山ケンイチさん。作品ごとに多彩な顔を見せる彼の素顔とは? 若手トップ俳優を支える秘けつとは? 担当マネージャーの高梨卓也さんに話を聞いた。

彼のことは、しっかりリスペクトしているので、年齢が下だからどうということはありません。
書類はLのクリアファイルに。「これを使うと、松山の資料ということが一目瞭然ですから」
彼は思い立ったら深夜の何時だろうが、『明日、監督と話せませんか?』と電話してきますからね(笑)
現場へは、クランクインとアップ、取材対応の時以外は、基本的に彼ひとりです。
でもホント、ふたりで普通にご飯を食べていても、ほとんど気づかれないんですよ。特にオーラとかが出てないんでしょうか(笑)
休憩中に「このデブ!」とののしられて……
「まず近い目標では、松山ケンイチで映像の企画を立てて実現させたいと思っています。将来の目標としては、日本だけでなく海外にも目を向けていこうと思っています。松山には“英語をマスターしよう”と言っていますし、その時が来たら全力でサポートするつもりです」

高梨さんが松山さんの担当マネージャーになったのは2004年。のちに日本アカデミー賞・最優秀新人賞を受賞する『男たちの大和/YAMATO』への出演が決まったばかりの頃だ。


彼のことは、しっかりリスペクトしているので、年齢が下だからどうということはありません。

「初めて彼と会った時は、戦争映画の撮影直前だったので、坊主頭でした。それに、うつむきがちで、たまにボソボソしゃべるだけだったので、『大丈夫かな……?』と思って(笑)。でも、今考えてみると、もうその時は役作りに入っていて、作品のことばかり考えていたんでしょうね。松山は、その時々の役に全力で取り組む俳優ですから」

2008年の松山さんは、『人のセックスを笑うな』『L change the world』で連続主演を果たし、ますます絶好調。さらに、この夏公開の『デトロイト・メタル・シティ』でも主演を務める。

「人気マンガが原作の作品なのですが、ビックリするぐらいそっくりなんですよ。デスメタル界のカリスマと、マッシュルームカットのひ弱男という二面性のある役をうまく演じていました。オファーをいただく前から、マンガを読んでゲラゲラ笑っていた作品なので、イメージはあったと思いますが、おそらく相当勉強したと思いますよ」


本人も「メイクさんすごいな。そっくりだよ」と言っていたヨハネ・クラウザーII世。(C)2008「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会

その言葉通り、松山さんは今回の映画の中で圧巻のライブパフォーマンスを見せる。
「松山は、『ミュージシャンの人ができないことを役者としてやりたい』と言っていました。あまり努力する姿を見せないタイプなのですが、ライブDVDを観て研究したり、実際に練習をしていました。映画でのライブシーンは、とにかくカッコイイ。一見の価値ありですよ!」

ただ、役になり切るあまり、こんなエピソードも……。

「ある日撮影現場へ行ったのですが、休憩中だったのに、役のクラウザーII世に入り込んでいて、『何しに来たんだ、このデブ!』とののしられました(笑)。彼はどんな作品の時でも、役が体に染み付いてくると、松山ケンイチのトーンでしゃべらなくなるんです」



「明日、監督と話したい!」 深夜の電話とは!?


高梨さんの仕事は、主にスケジュール管理、現場同行、営業の3つ。特に、出演オファーの調整を含めたスケジュール管理は、最も重要な業務だ。


書類はLのクリアファイルに。「これを使うと、松山の資料ということが一目瞭然ですから」

「松山はひとつひとつの作品に集中してやりたいタイプなので、ある程度まとまった映画スケジュールの間に、CMや取材の予定を入れていく形になります。作品選びに関しては、まずはマネジメント陣がプロデューサーから出演オファーと台本をもらって、松山も加えて受けるかどうかを検討。その結果をチーフに相談するという流れになります」

俳優業に対して思い入れの強い松山さんだけに、要望や確認事項も多いという。



マッシュルームカットの優男・根岸崇一は、同級生の相川由利(加藤ローサ)が好きだが…… (C)2008「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会

「彼から『こういう風に演じたい』『こうできないかな?』という要望があったら、プロデューサーや監督にかけ合ったり、必ず話す機会を作るようにしています。これは俳優担当のマネージャーにとって、とても重要なこと。それに、彼は思い立ったら深夜の何時だろうが、『明日、監督と話せませんか?』と電話してきますからね(笑)。その他にも、役の関連資料はすぐに準備しますし、質問や感想を求めてきた時は、明快に答えるようにしています」

ところで、撮影現場へはどれくらい訪れるものなのか?

「現場へは、クランクインとアップ、取材対応の時以外は、基本的に彼ひとりです。彼自身、共演者やスタッフとのコミュニケーションを大切にしたいから、『ひとりで行く』と言うんですよ。また、僕らが現場にいると、『ご飯食べに行きましょうか?』と気づかってくれるので、そんな心配をさせることなく役に集中させたい、という狙いもあります。それでも、現場へ行った時は、監督と松山のそれぞれから状況をヒアリングしておくことが大切。もし食い違っていることがあれば、本人に伝えなければいけませんから」



街で松山ケンイチと食事していると……


松山さんは、『デスノート』以来、急激に露出が増え、スターダムへ躍り出ただけに、マネージャーとして配慮したことなどはなかったのか?


スケジュール表などの書類に加え、記事が掲載された雑誌や出演したい雑誌も入れている。

「彼は出会った20歳の頃から、礼儀や一般常識には全く問題がありませんでした。『こんな感じになるとは思わなかったなぁ……』と言っているくらいなので、主演俳優を経験したからといって、当時と何も変わっていません。僕も、そんな彼だからこそ、言いたいことを遠慮なく言える環境を作ってあげたいと思っています。でもホント、ふたりで普通にご飯を食べていても、ほとんど気づかれないんですよ。特にオーラとかが出てないんでしょうか(笑)」

ただ、数の増えた出演オファーを調整したり、急騰した松山さんの価値を守ることは高梨さんの仕事だ。

「おかげさまでオファーは増えましたが、とにかくウソのないよう、正直に答えるように心がけています。それに、今は調子がよくても、これが続けられるかは別問題。だからこそ、見飽きられることなく、鮮度を保ち続けられるようなマネジメントを心がけています。“松山ケンイチ”というみなさんの思われているイメージを守りつつも、どこかで裏切っていきたい。いろいろな役柄をこなすことで、しっかりとした演技力をお見せできたらと思っています」

ところで、主演俳優ともなると、営業活動は全くしないのだろうか。

「営業は今でもしていますよ。担当になったばかりの頃は、できるだけ露出を増やすためにファッション誌などへ営業していましたが、今は『Cut』や『SWITCH』などの雑誌とコラボしようと動いています。例えば、前回は『Lのキャラで表紙をやらせてもらえませんか?』と持ちかけてみました。ただ、もし営業がうまくいったとしても、それはあくまで松山本人が素晴らしいからであり、彼もいい作品に恵まれているから。そういう謙虚な気持ちは忘れずにいたいですね」

高梨さんは、松山さんと、映像制作スタッフ、雑誌編集者、ファンなどをつなぐ、まさに架け橋のような存在なのだ。



デッカイ目標のために、松山ケンイチに提案したこととは?


すごい勢いで成長を続ける松山さんと変わりゆく周囲の環境。プレッシャーは感じないのか?


多い時には、携帯電話の電池が午前中でなくなることも。「以前、耳に電話ダコができました(笑)」

「隣で見ていると、彼がひとつの作品を経験する度に、いろいろなことを吸収しているのがよくわかります。ですから、僕も負けないように勉強しつつ成長していきたい。ただ、あまり多くの仕事をひとりで抱え込んでしまってもうまくいかないので、いい意味で周りの方々を巻き込むようにしています。プレッシャーを拡散させつつ、モチベーションが下がった時は、休みを多めにとる。今後もこれでやっていきたいと思っています……ちょっと単純ですが(笑)」

前途洋々なふたりだけに、目指す舞台はデッカイ。

「まず近い目標では、松山ケンイチで映像の企画を立てて実現させたいと思っています。監督選びやコンセプトの部分から関わりたいのですが、現段階では僕の人脈が足りないので、まずはそこを増やしておきたい。あと将来の目標としては、日本だけでなく海外にも目を向けていこうと思っています。松山には“英語をマスターしよう”と言っていますし、その時が来たら全力でサポートするつもりです」

では最後に、忙しさを乗り切る秘けつを。

「松山がインタビューなどで『忙しいでしょ?』と聞かれると、必ず『忙しいと思うから忙しいんだと思う』と答えるんです。“忙しい”と自己暗示をかけて、自ら厳しい状況を作ってしまうと、結果的にやれるはずのことまで、やれなくなってしまうのではないでしょうか。僕自身も、“自分で時間を管理する”という意識を持つように心がけています。あくまで僕たちが提供しているものは、物ではなく人間であって、同時にそれを観ていただくのも同じ人間。ですから、どんなに忙しかったとしても、“人間が好き”というスタンスは忘れないようにしていきたいですね」


高梨さん流 慌ただしい日々を乗り切るための5カ条

一、現場は本人に任せ、役柄に集中させる
二、オファーには正直に返事する
三、常に謙虚な気持ちを忘れない
四、プレッシャーは周囲を巻き込んで拡散
五、“自分で時間を管理する”意識を持つ




取材・文/木村隆志
撮影/青山弘和
協力/ホリプロ
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